アメリカ時代にコーチからのアドバイスで次のようなものがあった。
” KNOWING YOUR 5K PACE, you can easily figure out roughly the speed to run given the pace focus for that day .”
5kmの走力を知ることで、その日に行うトレーニングやレースの大まかなスピードを決めることができる。とは言っても5㎞のレースに出場する頻度やタイムトライアルを実施するのはシーズン中の限られた回数になる。そこで、他の距離のレースやトレーニングから5㎞の走力が予測できるか検証を実施してみた。
①Riegeal 計算式 他の距離のレースやタイムトライアルから5㎞の走力を予測する。
1977にRunner’s world にてPeter Riegeal が提唱した予測方法*1。
②インターバルトレーニングから予測する方法:5k formula 3-10㎞のレースペース(I pace)で3~5分走り、同等の時間以内の休息(リカバリー)をはさみながら繰り返し(セット数)行うトレーニング*2としてそのトレーニング実績より予測する(筆者作成)。
5k formula の検証
著者のレースタイムとそのレースの直近に実施したインターバルトレー二ングとの差を比較することで
5k formula の精度の検証を実施した(下表)。レースタイムは別距離のレースタイムをReigle式で5㎞のタイムに換算した物も含まれる。

結論
・Riegeal 計算式と5k formula を用いることにより、5㎞の走力を±2%程度の誤差範囲で予測することができるようになった。(ただし、体調不良や天候は考慮していない為、別途考慮が必要。)
*1 https://en.wikipedia.org/wiki/Peter_Riegel *2 Daniels’ Running Formula Forunth editionを引用し、筆者が設定。